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第1章 世界で最も有名なおっぱい作家に、オレはなる！

『恭弥(きょうや)　視点(してん)当時:高３(１８歳)』

　可愛(カワイ)い子(コ)には旅(たび)をさせよという両親(りょうしん)の方針(ほうしん)で、高校入学(こうこうにゅうがく)を機(き)にオレは地元(じもと)の茨城(いばらき)を出(で)て！　東京(とうきょう)で一人暮(ひとりぐ)らしを楽(たの)しんでいたところに突然(とつぜん)！　義理(ぎり)の妹(いもうと)である『神乃坂（かみのざか）　理沙（りさ）』が現(あらわ)れ！

「両手(りょうて)に花(はな)とは、実(じつ)にうらしやましい光景(こうけい)だね♥　お兄(にい)ちゃん♥　でも『生徒(せいと)会長(かいちょう)』としては、見過(みす)ごせないかな♥」

　そう叫(さけ)んだのは、黒髪(くろかみ)ロングでアホ毛(け)な美少女(びしょうじょ)は、躍動感に溢れていた。派手ではないが、濃いまつげに縁どられたややつり上がった目尻（めじり）、スッと通った鼻筋、口元も引き締まった赤い唇、シャープに閉じた顎（あご）、眉目秀麗（びもくしゅうれい）という言葉がピッタリの容姿だが、見るとヒトに麗しさの前に凛（りん）とした気の強さを感じさせ！　しかも彼女(カノジョ)は、制服(せいふく)ではなく『セクシーなパーティードレス』を着用(ちゃくよう)していた、見てはいないものを見ているような背徳感を覚えた、制服姿ときも可愛いと思っていたけど……ヒトは慣れる生き物だ、毎日のように見ていれば、いくら美人でスタイルの良い相手であっても、印象は摩耗していく♥　まあ、それが原因で！　疎遠になったわけじゃないけど……オレと疎遠になってから、妹は制服を着なくなった♥