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第1章 世界で最も有名なおっぱい作家に、オレはなる！

　オレはエッチな小説(ラノベ)が大好(だいす)きな♥　ごくごく普通(ふつう)な高校生(こうこうせい)だ♥　
　そのなかでも特(とく)に好(す)きなのが『妹(いもうと)モノ』だ♥
　なぜ、こんな話(はなし)をいきなりするかと言(い)うと……オレの夢(ゆめ)は『神乃坂（かみのざか）　理沙（りさ）』を『モデル』にして、めっちゃくっちゃエロかわいい官能小説(ラノベ)を書(か)き上(あ)げることだからだ。
　オレには、才能(さいのう)があると思(おも)う。ハイハイを覚(おぼ)えるよりも先(さき)に『官能小説(ラノベ)のいろは』を覚(おぼ)え、最初(さいしょ)に覚(おぼ)えた言葉(ことば)も『おっぱい』だったし、家(いえ)にあった大量(たいりょう)の官能小説(ラノベ)を読(よ)み漁(あさ)り、本格的(ほんかくてき)に官能小説(ラノベ)を書(か)き始(はじ)めたのは、わずか五歳(ごさい)のときだった。ブルマ仮面(かめん)というペンネームを使(つか)い。自分(じぶん)の作品(さくひん)を発表(はっぴょう)したこともある。
　そして、世(よ)の中(なか)には、その人(ヒト)の人生(じんせい)を変(か)える一言(ひとこと)というモノが存在(そんざい)する。
　オレにとってのそれは『妹(いもうと)』に言(い)われた一言(ひとこと)だ。
　トニカク、日本人(ニホンジン)離(ばな)れしたとてつもなくカワイ女(オンナ)の子(コ)で、全体的にどこか不遜(ふそん)な雰囲気を漂わせているが、それさえも許されると言わんばかりの美貌♥
　服装(ふくそう)は、白磁(はくじ)の肌(はだ)よりも白(シロ)いワンピースに白(シロ)いスニーカー、それから黒(クロ)い日(ヒ)傘(ガサ)を差(さ)していたのが印象的(いんしょうてき)で♥　どうしても服に目がいきがちだが、彼女(カノジョ)はとても生き生きとしていた♥　自分の思うまま、心のまま好きなことをやっているのだろうと感じた♥