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ご主人様=ドSせんせい
第29章 思惑☆榊原誠と翠川未来

私のこれで最後と言う言葉に安心したのか、星夜の警戒心が急に薄れた。

そのチャンスを私は見逃さなかった。

星夜がふと視線を他に向けた瞬間に私はワインに、即効性のある媚薬を混ぜた。

星夜はその事に全く気付いていない。

ふふっ、星夜もこれで私の事が欲しくなるに違いないわ。


星夜は私から逃げていたものの、もうとっくに限界だったはず。

星夜を押し倒すと星夜の体は、もうすでに準備万端だったから。

そうよ、星夜の子種をもらって子どもを産めば、榊原家は私の物になる。

これで、私の榊原家への復讐ができるんだから。

そう思ったのに!

いきなり窓の外で光ったフラッシュに二人、驚いてしまった。

まるで見計らったかのようなタイミング。

榊原先生は、わかっていたんだ。

私が星夜の子どもを孕もうとしてる事を。
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