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第37章 海水浴☆花菜&柊斗

☆沖田花菜side☆

砂浜にやってきた滝澤が、私の水着を見て褒めてくれた。

愛音にこの水着選んでもらって良かった…。

いつもは制服姿しか見た事がないけど、滝澤は痩せﾏｯﾁｮで、日焼けした肌がすごく格好いい。

何だか恥ずかしくて、まともに顔を見れないよー。

せっかく愛音がこうして時間を作ってくれたり、話をふってくれたりするのに、私からはうまく滝澤と接する事が出来ない…。

もどかしいな…。

滝澤は、まだ愛音の事を好きなんだって、見ていればわかる。

最初はｲｹﾒﾝだなぁーって、思ってただけだけど、愛音と滝澤と三人で行動するようになってから、いつの間にか、滝澤が気になるようになってた。

滝澤を好きだと自覚してから、わかった事は、滝澤は愛音が好きな事。

いつも愛音を陰ながら見守る滝澤の姿は、何も言わなくたって、好きなんだって、わかる位だった。

そんな滝澤を見ている内にわかったのは、愛音は滝澤じゃなくて、他に恋人がいる事。

滝澤を見る内に、愛音の行動も知らずの内に見えてきて、愛音は多分榊原先生と何かあると、わかってしまった。