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第41章 転校生☆強敵出現！

榊原…？

彼女の名字を聞いて、私は動揺した。

先生と同じ名字…。

ただの偶然だよね…？

でも、なんだろう。

変な胸騒ぎがする…。


次に先生が言った言葉で、それは確信へとかわる。


｢榊原さんは、あの榊原先生の妹だ。皆仲良くしてあげてくれ。席は後ろの空いてる所で。｣

｢はいっ。｣


榊原先生の妹？

え？先生に妹がいるなんて、聞いた事もない。

先生は一人っ子だったはず？

しかも、先生のお母さんは早くから離婚して家を出ていってしまったって、聞いた。

本当に妹なの…？

疑問の眼差しで琉亜さんを見ていると、彼女が私をすごく冷たい瞳で見てきた。

その後、右の口角をｷｭｯとあげて、何とも言えない表情で微笑んできた。


ﾄﾞｷﾝ…。


その微笑みに、ただならね恐怖を感じた。

絶対に彼女は先生の妹なんかじゃない！

きっと何かがあるはず。

そして彼女は間違いなく私に、敵意を向けている。

あの微笑みが、それを物語っていた。