この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
続・捨て犬
第10章 がんばりたい
「エミは
俺が怒ってると思って
元気なかったのか?」

俺の肩のところで
エミは
小さくうなずいた

ごめんな・・エミ


「ごめん・・
ちょっと考え事とか
してたかもしれない

それで
あんまり笑ってなかったかも

でも
怒ったりしてないんだ

真剣に…
エミのこと考えてた

エミのこと
心配してたんだ、俺・・」



「ほんと?」


消え入りそうな声で
エミがつぶやく


「ほんとだよ
怒ったりしてないんだ
大好きだよ・・エミ・・」


そう言って
俺はエミの髪に
頬をすりよせた


「まだ・・いい?」


「・・何が?」



「まだ・・・私・・」



「うん」



「ここに居てもいいの?」


「いいに決まってるじゃないか
エミがいなくなったら
俺、どうしたらいいか
わかんねぇよ
そんなこと言うなよ
ずっと
ずっと
居てくれよ、エミ」


エミを強く抱きしめると

エミも
俺に強くすがりついた


怒ってないと
伝えたのに

エミは
何度も何度も
ごめんなさいって
つぶやきながら

俺に
すがりついていた
/444ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ