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続・捨て犬
第11章 ゆっくりしても・・・いいの?

なかなか
起きないな…


すぐに目を覚ますと
思っていたエミは
ぐっすりと眠ったまま
なかなか起きなかった


台所には
もう食事の準備は
出来ていて・・・

疲れてるのに
ご飯だけは
頑張って作ってくれたみたいだ



頑張って欲しいけど
そんなに頑張るなよ
心配すんな
俺は
ずっと待ってるんだから。


そう言ってやりたくて
早く目が覚めないかと
俺は待ち遠しくて
仕方ない

そんな
はやる気持ちを
落ち着かせようと
窓を開けて涼しい風を
部屋に入れながら
窓に腰かけ
エミを見ながら
煙草をゆっくりとふかした


ふと

エミが
俺に背を向けたまま
眠るのが悲しくて
ココで煙草を吸った夜を
思い出す


もう・・・・一年になるのか


もっと
ずっと


一緒にいるみたいだな…


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