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第19章 最終章③・・・本性

周辺を散策しても
エミの姿は見つからない

萩原が駅に着く時間が近づき
俺はまた
駅へと足を運んだ


そんなに大きい駅じゃない


ここからエミは一人で
飛び出して来たんだな…

俺のところへ


どんな覚悟だったんだろう


どんな思いで
逃げ出したんどろう


きっと


きっと戻らないつもりで
逃げ出したに違いない


けど現実は
甘くなくて…。


なんなんだろう


親というだけ

ただ
血が繋がってるというだけ


それだけのことで
支配される関係

いつまでも
繋がり辿り着いてしまう

関係



そんなもん



ほんっと
いらねーーっ