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続・捨て犬
第20章 最終章④・・・着信

それから俺達は
萩原が用意してくれた
レンタカーに乗り
アパートへと戻った。
着いたのは真夜中。
あと数時間で
夜が明けそうだ。
今日は疲れたろうから
ゆっくり休んで
明日の夕方にでも
またカフェに集まって
今後のことを話そう
ってことになり
俺とエミは
アパートの前で
萩原と別れた。
明日、カフェは
臨時休業にしてくれるらしい。
おばさんも萩原も…エミも
働けるような状態じゃないからだ。
エミは
震えも無くなり
かなり落ち着いてきたものの
「お母さん」
と呟いてからは
全く話をしていない。
何か…
思いつめてる感じだ。
なんとか
話を聞けるといいんだけど…。

