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続・捨て犬
第6章 ごめんな…エミ

しばらくして
エミの涙が落ち着き
俺は
いつものように
エミを背中から
抱きしめた
「話……しよ?エミ…」
エミは
黙って頷いてくれた
「エミ…お父さんに
似てる人と会っただろ?
あの時…
震えてたけど
あんなこと
今までもあったのか?」
エミは黙ったまま
髪が肩からサラサラと
落ちるほど
大きく首を振った
「じゃあ…
似てる人に会ったこと
今まだなかったのか?」
「……ある…」
「あったけど
震えたのは
はじめてだったって…ことか?」
「……ん……」
「……そぉか…」
わかんねぇ…
なんで
あの時だけ
あんなに震えたのか
全くわかんねぇな
あ、あれ?
…エミ?
エミの身体が
突然
小刻みに震えはじめた
え……なんで、今?
「エミ?大丈夫か?
どーしたんだよ
俺以外
誰も居ないだろ?
大丈夫
大丈夫だから
俺しか居ないから
大丈夫だから」
エミの身体を
さすってやりながら
俺は
エミに声を掛け続けた
俺しかいないじゃないか
俺しかいないだろ?
どーしたんだよ、エミ
俺しか
いないのに…
エミの涙が落ち着き
俺は
いつものように
エミを背中から
抱きしめた
「話……しよ?エミ…」
エミは
黙って頷いてくれた
「エミ…お父さんに
似てる人と会っただろ?
あの時…
震えてたけど
あんなこと
今までもあったのか?」
エミは黙ったまま
髪が肩からサラサラと
落ちるほど
大きく首を振った
「じゃあ…
似てる人に会ったこと
今まだなかったのか?」
「……ある…」
「あったけど
震えたのは
はじめてだったって…ことか?」
「……ん……」
「……そぉか…」
わかんねぇ…
なんで
あの時だけ
あんなに震えたのか
全くわかんねぇな
あ、あれ?
…エミ?
エミの身体が
突然
小刻みに震えはじめた
え……なんで、今?
「エミ?大丈夫か?
どーしたんだよ
俺以外
誰も居ないだろ?
大丈夫
大丈夫だから
俺しか居ないから
大丈夫だから」
エミの身体を
さすってやりながら
俺は
エミに声を掛け続けた
俺しかいないじゃないか
俺しかいないだろ?
どーしたんだよ、エミ
俺しか
いないのに…

