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第1章 ■出会い

部長も理解し、開発部から異動したての営業二課安藤美和をつけてもらった。

温厚と言われた雄二だが、営業としては経験のなさすぎる美和では力不足と不満を部長にぶつけたが、非常事態である為、営業部よりアシスタントが可能なのは美和だけになると言われ渋々納得した。

しかし、そんな自分の不満、主張だけを言っていても仕事は進まない。
すぐに切り替え、美和を自分のデスクに呼ぶ。

美和－　「安藤です」「よろしくお願いします」

雄二－　「友田です」「こちらこそ」
　　　　「早速ですけど」
　　　　「すぐに経理に行って仮払いを貰ってくれ」
　　　　「その後、自宅に帰って3日間の出張が可能な準備をしてくれるかな」
　　　　「資料とチケットは僕が準備する」
　　　　「準備が出来たら13時に新神戸駅の中央口の改札前で待ち合わせ」
　　　　「最初に福岡支社に入ってお得意様の対応順などを検討する」
　　　　「大丈夫か」

美和－　「判りました」
　　　　「準備してすぐに行きます」