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桃色フラストレーション
第23章 意外な電話
高崎くんとのことがあってから、台風が過ぎた後の快晴のように、どこか晴れやかな気持ちでそれからの日々を過ごすことができた。あんなにいっぱいセックスしてしまったので、抑えることのできない性欲がありあまって持て余したけれど、こういう淫乱な自分を後ろめたく感じなくなっていた。生きてるんだから、健康なんだから、性欲があってもおかしくない、女だってそう。私はセックスが好きだし、おちんちんが大好き……、ある意味開き直ったようにそう思いながら、こんな言い方は変かもしれないけど、快活にオナニーを愉しめるようになっていた。

ある時はエッチな動画を見て、ある時は官能小説や性描写のある漫画を読んで……、特定の誰かを思い出しながらと言うよりも、性器の結合や性欲のぶつかり合いみたいなものに興奮することが増えてきた。愛用のバイブやローターも大活躍し、どんどん淫乱な身体になっていく。太くて大きなペニスを愛撫したい、激しく突かれたい……そればかりを考えて、あの手この手で毎日何度もオーガスムを迎えたけど、誰かを求めているわけではないから虚しさはない。絶頂の渦巻きが爽快感をもたらしてくれる。いろいろ吹っ切れた……っていうことなのかもしれない、と、思っていた。

そして不思議なことに、開き直ったら自分の気持ちが見えてきた。

性欲と恋愛の境い目は、とっても難しい。好きな人とはエッチも共有したいけど、そんなに大好きじゃなくてもエッチはできる。もちろん誰とでも、っていうわけではないけれど。高崎くんも純くんも、セックスの相手としては大好きだった。けど、ずっと一緒にいたいとは思わないし、他の子と何をしてもさほど気にならない。好きは好きでも、ライトな「好き」なんだと思う。

光は違う。

光が他の女性を抱いているところを思い浮かべるだけで、胸が張り裂けそうに苦しい……。なのに私はあの時、離れるならそうなっても仕方ない、と彼に言ってしまった。
「嫌だ……本当は嫌で嫌でたまらない……千代が他の男に触れられると思うだけで、オレは……っ」
彼はこう言ってくれた……。本当は私だって同じ。なのに、なのに……
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