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1000文字で綴る男と女の物語
第13章 『卒業』
誰もいない教室。
窓から風に乗って入ってきた桜の花びら。
机に置かれた二つの黒い筒。
震える初めての君の唇。
自分で解いた襟元のリボン。
ぎこちなくはずされたブラ。
荒々しく捲られるスカート。
机にしがみつく私の手。
下ろされるパンティ。
うなじに掛かる君の吐息。
私の中に初めて入ってきた君の硬質。
教室に響く声。
口をふさぐ手。
私の体温の中で動く君の体温。
私の声と君の声。
同時に止む。
静寂の中、私の中で小さく動き出す君。
私の中を満たす君の熱。
埋められなかった私の隙間。
ああ、先生とは違う……。
やっぱり先生でなきゃ……。
あきらめきれない……。
完
窓から風に乗って入ってきた桜の花びら。
机に置かれた二つの黒い筒。
震える初めての君の唇。
自分で解いた襟元のリボン。
ぎこちなくはずされたブラ。
荒々しく捲られるスカート。
机にしがみつく私の手。
下ろされるパンティ。
うなじに掛かる君の吐息。
私の中に初めて入ってきた君の硬質。
教室に響く声。
口をふさぐ手。
私の体温の中で動く君の体温。
私の声と君の声。
同時に止む。
静寂の中、私の中で小さく動き出す君。
私の中を満たす君の熱。
埋められなかった私の隙間。
ああ、先生とは違う……。
やっぱり先生でなきゃ……。
あきらめきれない……。
完