この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
1000文字で綴る男と女の物語
第28章 『お坊ちゃま』
わたくしの乳房に赤ん坊のようにむしゃぶりついているお坊ちゃま。
不意にお坊ちゃまの幼い頃のお姿が浮かんできました。
お庭で転んで、泣きながらわたくしの膝に抱きつき、顔を擦りつけていたお坊ちゃま。
それが今では、こんなにもたくましいお体になって……。
「お春……俺……もう……」
切羽詰まったように、わたくしをお見つめになります。
お坊ちゃまの股間の濃い繁みの中から突き出したそのものは、太く雄々しく上を向き、見るからにもう立派な大人のものにおなりになっていました。
お坊ちゃまの手を取り、訊ねました。
「お坊ちゃまの初めての女が、わたくしのような者で本当によろしいのでございますか?」
手が握り返されました。
「俺は……初めての女は、お春、お前だとずっと心に決めていた……」
「ああ、お坊ちゃま……」
お坊ちゃまの胸にすがりつきたい衝動を懸命にこらえました。
わたくしはお坊ちゃまに仕えるだけの身、個人的な感情を口にすることは許されないこと。
唇を噛みしめ、お坊ちゃまの前に脚を広げました。
「では……お坊ちゃま、いらしてください」
でも躊躇しておられました。
お坊ちゃまのものに手を添えると、女の入り口にいざないました。
先端がわたくしの中に潜り込みます。
「そのまま、いらしてください……」
「うん、お春……」
ゆっくりと腰が進んでまいりました。
先の太いものがきしむようにわたくしの中を広げ、進んできます。
徐々にわたくしの中を満たし、そして驚くほど奥に当たり、止まりました。
「ああっ、お坊ちゃま!」
それでもしがみつくことを我慢しました。
「ああ……これが……女……」
「そうです、これがお春……女の体です……どうぞ、お好きにお動きになって下さい」
腰が前後に激しく動きだしました。
「ああっ! なんてっ! そうです! お坊ちゃまっ! お上手です!」
その途端でした。
「ううっ! お春っ! もうだめだっ!」
そう叫んだかと思うと、わたくしの中でお坊ちゃまのものが力強く脈打ち始めました。
「お坊ちゃまっっ!」
とうとうお坊ちゃまの背中に手を回し、強く抱きしめました。
そして荒い息をなさっているお坊ちゃまの両頬に手を当て、口づけをしました。
どうか、初めての女の体、このお春の体を忘れないでください。
そして、必ず、必ずやご無事でご帰還ください。
そう心で強く念じながら。
完
不意にお坊ちゃまの幼い頃のお姿が浮かんできました。
お庭で転んで、泣きながらわたくしの膝に抱きつき、顔を擦りつけていたお坊ちゃま。
それが今では、こんなにもたくましいお体になって……。
「お春……俺……もう……」
切羽詰まったように、わたくしをお見つめになります。
お坊ちゃまの股間の濃い繁みの中から突き出したそのものは、太く雄々しく上を向き、見るからにもう立派な大人のものにおなりになっていました。
お坊ちゃまの手を取り、訊ねました。
「お坊ちゃまの初めての女が、わたくしのような者で本当によろしいのでございますか?」
手が握り返されました。
「俺は……初めての女は、お春、お前だとずっと心に決めていた……」
「ああ、お坊ちゃま……」
お坊ちゃまの胸にすがりつきたい衝動を懸命にこらえました。
わたくしはお坊ちゃまに仕えるだけの身、個人的な感情を口にすることは許されないこと。
唇を噛みしめ、お坊ちゃまの前に脚を広げました。
「では……お坊ちゃま、いらしてください」
でも躊躇しておられました。
お坊ちゃまのものに手を添えると、女の入り口にいざないました。
先端がわたくしの中に潜り込みます。
「そのまま、いらしてください……」
「うん、お春……」
ゆっくりと腰が進んでまいりました。
先の太いものがきしむようにわたくしの中を広げ、進んできます。
徐々にわたくしの中を満たし、そして驚くほど奥に当たり、止まりました。
「ああっ、お坊ちゃま!」
それでもしがみつくことを我慢しました。
「ああ……これが……女……」
「そうです、これがお春……女の体です……どうぞ、お好きにお動きになって下さい」
腰が前後に激しく動きだしました。
「ああっ! なんてっ! そうです! お坊ちゃまっ! お上手です!」
その途端でした。
「ううっ! お春っ! もうだめだっ!」
そう叫んだかと思うと、わたくしの中でお坊ちゃまのものが力強く脈打ち始めました。
「お坊ちゃまっっ!」
とうとうお坊ちゃまの背中に手を回し、強く抱きしめました。
そして荒い息をなさっているお坊ちゃまの両頬に手を当て、口づけをしました。
どうか、初めての女の体、このお春の体を忘れないでください。
そして、必ず、必ずやご無事でご帰還ください。
そう心で強く念じながら。
完