この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
1000文字で綴る男と女の物語
第30章 『現地妻』
列車の窓から見える故郷の街並みは、いつしか刈り取られた田んぼ変わり、そして徐々に山並みへと変わっていった。
トンネルへと入る。
窓には無精ひげの男の顔が映った。
明日からちゃんとするつもりだ。
今はまだ故郷の余韻に浸っていたい。
東京に単身赴任してから早2年。
今回は三ヶ月ぶりの、一週間だけの帰省だった。
何も取り柄もない自分だが、妻は温かく迎えてくれた。
昨晩の妻の身体が思い出される。
慣れ親しんだ身体だが、期間が開くと新鮮に感じられ、刺激的だった。
二人で唇を貪り合いながら、俺は妻の中で二度果てた。
束の間の至福の時だった。
下半身にまだその余韻がわだかまっている。
駅を降り、タクシーを拾い、重いスーツケースを引きずりながらマンションのドアの前にたどり着いた。
チャイムを鳴らす。
ドアが開き、笑顔の彼女が迎えてくれた。
玄関に入り、ドアを閉めると、彼女が俺の首に腕を回し、キスをした。
「寂しかったわ……して……」
上目つかいでつぶやく。
年上だが可愛い女だ。
彼女の腰に手を回す。
ワンピースの裾を手繰り上げ、パンティーの上の隙間から手を差し込み、尻の谷間に指を這わせた。
指先が既にぬめりを帯びた割れ目に入り込む。
俺は彼女を後ろ向きにすると、スカートの裾を捲り上げ、パンティーを下ろした。
自分のスラックスとパンツを一度にずり下げる。
昨日、二度も放ったというのに、俺のものは一週間振りの女の身体への期待感に硬く立ち上がっていた。
彼女の尻の両側を掴むと、その中央にぱんぱんに膨れ上がった先端をめり込ませた。
中もぬめりは充分で、根元まで一気に入った。
彼女の体温と圧力が俺を包む。
やはり女ひとりひとり中に潜り込んでいく角度も、擦れる箇所も違う。
抽送を始めた。
妻とは違う低い鳴き声。
両胸を揉みながら突き上げる。
「ああっ! 違う! ああっ、いいわ! いいっ!」
彼女も一週間振りの俺のものに興奮している。
「昨日、旦那としたのか?」
突きながら彼女に訊く。
無言で首を激しく左右に振る。
馬鹿な旦那だ。
あんたの女房はまだこんないいい身体をしているというのに……。
昨日とは違う女の感触に、早くも射精感がこみ上げてきた。
「出すぞ!」
「ああ、いいわ! 来て!」
俺は彼女の中に放ちながら、今朝、単身赴任先のタイに戻った彼女の旦那を哀れに思った。
完
トンネルへと入る。
窓には無精ひげの男の顔が映った。
明日からちゃんとするつもりだ。
今はまだ故郷の余韻に浸っていたい。
東京に単身赴任してから早2年。
今回は三ヶ月ぶりの、一週間だけの帰省だった。
何も取り柄もない自分だが、妻は温かく迎えてくれた。
昨晩の妻の身体が思い出される。
慣れ親しんだ身体だが、期間が開くと新鮮に感じられ、刺激的だった。
二人で唇を貪り合いながら、俺は妻の中で二度果てた。
束の間の至福の時だった。
下半身にまだその余韻がわだかまっている。
駅を降り、タクシーを拾い、重いスーツケースを引きずりながらマンションのドアの前にたどり着いた。
チャイムを鳴らす。
ドアが開き、笑顔の彼女が迎えてくれた。
玄関に入り、ドアを閉めると、彼女が俺の首に腕を回し、キスをした。
「寂しかったわ……して……」
上目つかいでつぶやく。
年上だが可愛い女だ。
彼女の腰に手を回す。
ワンピースの裾を手繰り上げ、パンティーの上の隙間から手を差し込み、尻の谷間に指を這わせた。
指先が既にぬめりを帯びた割れ目に入り込む。
俺は彼女を後ろ向きにすると、スカートの裾を捲り上げ、パンティーを下ろした。
自分のスラックスとパンツを一度にずり下げる。
昨日、二度も放ったというのに、俺のものは一週間振りの女の身体への期待感に硬く立ち上がっていた。
彼女の尻の両側を掴むと、その中央にぱんぱんに膨れ上がった先端をめり込ませた。
中もぬめりは充分で、根元まで一気に入った。
彼女の体温と圧力が俺を包む。
やはり女ひとりひとり中に潜り込んでいく角度も、擦れる箇所も違う。
抽送を始めた。
妻とは違う低い鳴き声。
両胸を揉みながら突き上げる。
「ああっ! 違う! ああっ、いいわ! いいっ!」
彼女も一週間振りの俺のものに興奮している。
「昨日、旦那としたのか?」
突きながら彼女に訊く。
無言で首を激しく左右に振る。
馬鹿な旦那だ。
あんたの女房はまだこんないいい身体をしているというのに……。
昨日とは違う女の感触に、早くも射精感がこみ上げてきた。
「出すぞ!」
「ああ、いいわ! 来て!」
俺は彼女の中に放ちながら、今朝、単身赴任先のタイに戻った彼女の旦那を哀れに思った。
完