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1000文字で綴る男と女の物語
第41章 『それでもあなたを愛してる』
迂闊でした。
酔っていたとはいえ、こんなことになるなんて……。
「恵さん、色っぽいよねえ」
「胸、意外と大きんだ」
「すごい年上だけど、恵さんとなら付き合ってもいいかな」
パート先の飲み会で、息子より若いバイトの子からそんなことを言われ、気を良くして飲み過ぎたのです。
最後はその子に解放され、タクシーに乗ったのは覚えています。
次に気づいたときは、主人とは違う、硬く太くそして熱い男のもので、自分の奥を突かれ、主人も聞かせたことのない声、恥ずかしい喘ぎ声を出していたのでした。
「ああ! いや! ああっ! 駿君、やめて!」
主人に申し訳ない……。
でも、彼の胸を手で押し、拒絶する行動とは裏腹に、私の身体は、久し振りに与えられた女の悦びを受け入れることに、傾いているのがわかります。
「あ、だめよ、こんな……いやんっ! だめっ!」
「おばさん、意外とかわいい声で鳴くんだね……ヤリ甲斐あるなあ……」
若い男に女として扱われた、この身体の奥底から湧き上がる例えようもない充足感……。
愛のない、ただ強引な責めなのに、身体がそこから快感を得ようとし始めている。
彼の視線が自分のが出し入れしている場所を見つめています。
「おばさんの……顔の割に毛深くて、ビラビラが長くて、ほんとにエロいな」
主人からも口にされたことない下品な言葉に、更に体が熱くなります。
「おばさんの中、思ったよりいいよ……俺、一回イクね」
平然とそう言うと、今度は、上から突き入れるような腰使いになりました。
その動きに、自分の快感が更に高いところに押し上げられていきます。
激しく出入りする彼のものが、徐々に硬さを増していきました。
「お願い、だめよっ! 中はだめ! 私、夫がいるの!」
「ううっ! イクっ! 出るっ!」
私の奥に突き刺さった彼の先から、力強い噴出が始まりました。
「だめっ! いやーっ!」
その脈動と同時に、私の身体は思いもよらず、のけ反り、目も眩むような絶頂に昇り詰めたのでした。
深夜、家に帰ると私は自ら主人の身体を求めました。
そして、半ば懇願するように、主人からも中に出してもらったのです。
疲れた体を主人の胸に預けました。
主人も満足そうでした。
私は安心して眠りにつきました。
あの子の言いつけを守れた……。
あの子が明日、私のあそこを覗き込んで、喜ぶ顔が目に浮かびました。

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