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〇〇を教えて。。
第5章 ムズカシイけどイイみたい☆
〔瑠樹が悲しむわよ____〕



毬佳の厳しい声を振り切ると、

研究所を出た。




車に乗り運転する。

『あの………馬鹿猿!
バイトを辞めたのはそのせいか…………』


宗一郎は車を飛ばした。


とりあえずボロアパートに向かう。

運転しながら理玖の番号を鳴らしたが、
出ない。





外階段を駆け上がる。

木造の崩れそうなアパート。

理玖の部屋をノックした。

『……………出ない…………
居ないようだな、
部屋に灯りが点いてない』




宗一郎は隣の真田とやらの部屋をノックした。



『はーい?はいはーい』
真田は直ぐドアを開く。

酔っているのか、
首が赤く楽しげ。

『夜分失礼致します。
隣の早瀬理玖は何処に………??』


真田は目を丸くした。
『え?理玖いない?
………あ~~~、女と遊びにでも行ってんじゃないかねぇ?』



『女とは?
誰か特定の女性でしょうか?!』
慌てた宗一郎は真田の肩を掴む。



『…………どしたんすか、
先生?
目が怖いよ?落ち着いて』
真田に言われちゃ敵わない。


宗一郎はそれでハッと我に還る。


『し、失礼しました………
早瀬理玖はきちんと出勤しているのですね??』

俯き訊ねた。




『あ?
うん、ピンピンしてますよ~。
そういや最近眠そうだけど。
アイツ遊び癖直んないんだろ~ね!アハハハ。
……………先生?
白石クリニックの女医さんって彼氏いるんスかね?』




『は?
毬佳くんか?』
(そういえば。
理玖が「真田が毬佳の連絡先を知りたがってる」と言ってたな…………)



宗一郎は思案した。

毬佳くんがOKと言うはずがない。

…………真田はきっと毬佳くんに執心なのだな…………

『…………取り持ってもいいが…………』
つい口から出た。




真田は目を輝かせる。
『マジで?!!
いいの?!
ありがとうっ、先生!』
宗一郎の手を握る。




『…………その代わりと言っては何ですが』
宗一郎はある策を思い付いた。



真田に伝えると、
「お安い御用っすよ♪♪♪」とルンルンだ。




宗一郎は「頼みますね」と念を押し、
ボロアパートを後にした。



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