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〇〇を教えて。。
第7章 なかなかウマくいかないみたい☆
『…………食べ終わったのか?』

宗一郎はスマホをデスク上に置いた。


『うん。めっちゃめちゃ美味かった。
サンキュー』


振り向き、
理玖の髪をくしゃくしゃ撫でる。

『風呂に入ろうか、りく』




宗一郎は優月の堕胎だけは決して言わないでおこうと決めた。


非常にデリケートな問題だ。
それに……………


バスルームに一緒に入る理玖。


(言ったら、理玖がまた壊れてしまう)



熱いシャワーを出す。
理玖を座らせ、
髪を洗ってやる。



肩や腕、背中に点々とある根性焼きの痕。



理玖自身はそれを悪いことだとも体を傷つけているとも捉えてないだろう。


(だが、やめて欲しい。
世界中で理玖は一人しかいないのだ。
その肉体を刻むことは……………
哀しい)


堕胎のことを話すと、
理玖は何をするか分からない。

おそらく羽乃を探し出して痛めつけるはず。



相手は下っ端といえヤクザなのだ。
理玖が危険にさらされる。




(何としても理玖を守る)


『あ~気持ちー。
久しぶりに湯かぶったよーな』

理玖の間延びした声に、
ハッとする。

『痒いところはないか?』
宗一郎は理玖の背中をボディブラシで擦る。



『ない。
あ、あった!』


『………どちらだ(笑)』


『ここ痒い。
どうにかして』
理玖は下腹を指さした。



宗一郎は、
ボディブラシを置き背後から理玖にのしかかる。

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