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〇〇を教えて。。
第7章 なかなかウマくいかないみたい☆
『そこで、だ。
江名くんが堕胎したことは明らかなんだが、
どうもその事が一枚噛んでいる気がしてならない。
メッセージ文はある信頼できる人からのだ。
僕は…………想像に過ぎないが、
羽乃というヤクザの子じゃないかと考えている』



渚はコーヒーを一口飲んだ。

深い苦味と薫りが広がる。



『メッセージ文には…………、
羽乃の子なら一人で育てるのでは?と書いてましたけど』


『____かもしれない。
渚くん、
一人の女性としても訊きたい。
不躾と失礼を許してほしい。
好きで堪らなく、その男性のために風俗まで始めてしまうほどの相手がいるとする。
もし、妊娠が発覚して相手男性から〔産むな〕と言われたらどうする?』






『____………そうですね。
経験がないので、確定的なことは言えませんが……
悲しくて堪らない気持ちだけは分かります。
女性の場合、
体が変わっていきますから。
お腹が大きくなっていない時期でも実感として今いる子は産みたいはずです。
好きな相手ならばなおのこと』





『ですよね?
僕は、〔産みたいのに産めなかった〕んじゃないかと思ったんだ。
江名くんの印象と理玖の話から』



『_____で、仕方なく堕胎したものの辛くて堪らない…………と?』



宗一郎は、
冷えたコーヒーを飲んだ。



『あくまで推察です。
単なる想像に過ぎない。
が、江名くんが亡くなる以前に他に何も衝撃的なことがないんだ』
宗一郎は腕を組んだ。


『_____そうですね、
想像でしかないですわ。けど、有り得ることだと思います。相手はヤクザでしょう?』



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