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〇〇を教えて。。
第7章 なかなかウマくいかないみたい☆
ぼんやり眺める。
海に浮かぶ幾つかの光は、
確かにキレイだ。
~~♪~~~♪♪♪~~~♪♪~~
音楽が流れた。
『ん?
何だ?』
理玖がキョロキョロする。
『宗一郎の携帯…………じゃないよな?
俺のじゃないし』
『ああ、分かったよ理玖。
頂上だ』
観覧車がちょうど天辺を通過しているのだ。
時間的・高さから考えたらそうだった。
『おー、てっぺん!
…………………………』
理玖が目を閉じた。
宗一郎は斜向かいから理玖を見て、
ハッとする。
(頂上でプロポーズしてもらうんだー)
叶わなかった優月の願望。
小学生の頃だから、
他愛ない憧れに過ぎない。
が、
もし…………
生きていたら叶う時があったかも知れないのだ。
宗一郎も目を閉じた。
優月の小さな顔が浮かぶ。
(生きていたら………………
沢山の可能性がある…………)
宗一郎は瑠樹を想った。
大切なひとが亡くなった後の、
何とも言えない空虚感。
居る気がするのに、
現実に居ないのだ。
瑠樹が亡くなった後___抜け殻のように過ごした。
悲しみに浸ることすらままならず、
大学の研究レポートにのめり込んだ。
あの頃ずっと大学の研究室に泊まり込んでいた。
まさか、
数年後に理玖と出逢うなんて知る由もなく。
海に浮かぶ幾つかの光は、
確かにキレイだ。
~~♪~~~♪♪♪~~~♪♪~~
音楽が流れた。
『ん?
何だ?』
理玖がキョロキョロする。
『宗一郎の携帯…………じゃないよな?
俺のじゃないし』
『ああ、分かったよ理玖。
頂上だ』
観覧車がちょうど天辺を通過しているのだ。
時間的・高さから考えたらそうだった。
『おー、てっぺん!
…………………………』
理玖が目を閉じた。
宗一郎は斜向かいから理玖を見て、
ハッとする。
(頂上でプロポーズしてもらうんだー)
叶わなかった優月の願望。
小学生の頃だから、
他愛ない憧れに過ぎない。
が、
もし…………
生きていたら叶う時があったかも知れないのだ。
宗一郎も目を閉じた。
優月の小さな顔が浮かぶ。
(生きていたら………………
沢山の可能性がある…………)
宗一郎は瑠樹を想った。
大切なひとが亡くなった後の、
何とも言えない空虚感。
居る気がするのに、
現実に居ないのだ。
瑠樹が亡くなった後___抜け殻のように過ごした。
悲しみに浸ることすらままならず、
大学の研究レポートにのめり込んだ。
あの頃ずっと大学の研究室に泊まり込んでいた。
まさか、
数年後に理玖と出逢うなんて知る由もなく。