この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
〇〇を教えて。。
第7章 なかなかウマくいかないみたい☆
____名古屋市内は穏やかなのに人がうるさい。
渚は逗留中のホテルにてノートPCを叩きながら思った。
目はPC画面を凝視している。
(風間組……………羽乃…………)
メッセージが届いた。
ジュエリーショップのオーナーであるヤクザの男。
いわば彼が渚遥香の全てを握っている。
裏稼業を違法スレスレでやっていけるのは、
裏稼業自体が表に〔貢献〕しているからだ。
____それはさておき、
オーナーからメッセージを受け取ったわけじゃない。
個人的に風間組の羽乃を調べているとバレたら、
タダじゃ済まないはず。
口外しない・知ろうとしないことが渚遥香とオーナーの契約だ。
メッセージを開く。
〔遥香へ
羽乃の現在地、確定。
大丈夫か?脅す訳じゃないが、
拳銃を二丁所持しているぞ。
至近距離には近づかないように。風間組の幹部も羽乃を探している。撃ち合いになる可能性が高い。
湊区寒川町【みなとくさんがわまち】の〔あかれんが〕という素泊まり宿だ。
兄さんに告げ口はしないさ。
ただ、君は素人なんだ。
くれぐれも気をつけてくれ。
僕にとっちゃ君は妹のような存在だ。
___なんて、今更言えた立場じゃないが………
危険なことは避けるように。
柏崎夕より〕
かしわざき・ゆう。
オーナーの弟である。
彼はごくごく一般的なサラリーマンだ。
____他に情報提供を頼める人間がいなかった。
夕なら、きっと受けてくれるだろうと確信があった。
昨日のうちに連絡をし、
いきさつを説明した。
オーナーは52歳。
夕は40歳である。
詳しい事は知らないが、
母が違うらしい。
それが軋轢を生むことなく、
逆にオーナーと夕の関係を上手く保っているようだ。
渚は返信を作成する。
渚は逗留中のホテルにてノートPCを叩きながら思った。
目はPC画面を凝視している。
(風間組……………羽乃…………)
メッセージが届いた。
ジュエリーショップのオーナーであるヤクザの男。
いわば彼が渚遥香の全てを握っている。
裏稼業を違法スレスレでやっていけるのは、
裏稼業自体が表に〔貢献〕しているからだ。
____それはさておき、
オーナーからメッセージを受け取ったわけじゃない。
個人的に風間組の羽乃を調べているとバレたら、
タダじゃ済まないはず。
口外しない・知ろうとしないことが渚遥香とオーナーの契約だ。
メッセージを開く。
〔遥香へ
羽乃の現在地、確定。
大丈夫か?脅す訳じゃないが、
拳銃を二丁所持しているぞ。
至近距離には近づかないように。風間組の幹部も羽乃を探している。撃ち合いになる可能性が高い。
湊区寒川町【みなとくさんがわまち】の〔あかれんが〕という素泊まり宿だ。
兄さんに告げ口はしないさ。
ただ、君は素人なんだ。
くれぐれも気をつけてくれ。
僕にとっちゃ君は妹のような存在だ。
___なんて、今更言えた立場じゃないが………
危険なことは避けるように。
柏崎夕より〕
かしわざき・ゆう。
オーナーの弟である。
彼はごくごく一般的なサラリーマンだ。
____他に情報提供を頼める人間がいなかった。
夕なら、きっと受けてくれるだろうと確信があった。
昨日のうちに連絡をし、
いきさつを説明した。
オーナーは52歳。
夕は40歳である。
詳しい事は知らないが、
母が違うらしい。
それが軋轢を生むことなく、
逆にオーナーと夕の関係を上手く保っているようだ。
渚は返信を作成する。