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奈落の向こう側
第19章 奈落の向こう側
繋がりながら会話する私たちです。
妻「うん、感じてるよ。
激しい物ではないけど、
とても安心っていうか安らぎを感じてる。
こういうのを幸せって言うのね~」
優しい微笑みです。
私「その人たちの事、思い出す?」
妻「ないわ」
私「どうして?」
妻「だって今はあなたがいるじゃない」
私「・・・・。」
妻「あなたがいるんだから
思い出す必要なんてないんじゃない?」
私「俺のいなかった時は?」
妻「その時はあなたを思ってたよ。
だって、その人たち、あなたの
代役のような物だから」
私「他の女の人は?」
妻「他の女の人って?」
私「お前と同じように組織に
連れて来られた女性」
妻「うん、感じてるよ。
激しい物ではないけど、
とても安心っていうか安らぎを感じてる。
こういうのを幸せって言うのね~」
優しい微笑みです。
私「その人たちの事、思い出す?」
妻「ないわ」
私「どうして?」
妻「だって今はあなたがいるじゃない」
私「・・・・。」
妻「あなたがいるんだから
思い出す必要なんてないんじゃない?」
私「俺のいなかった時は?」
妻「その時はあなたを思ってたよ。
だって、その人たち、あなたの
代役のような物だから」
私「他の女の人は?」
妻「他の女の人って?」
私「お前と同じように組織に
連れて来られた女性」