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奈落の向こう側
第20章 弥生編・プロローグ
私は妻を拉致って
あらゆる性戯を課した組織を
恨んではいません。

むしろ、組織のおかげで
本来の自分たちを見付けられたと
感謝していたぐらいです。

そのことも組織は把握していました。

「ご理解のあるあなた様だからこそ、
今回のお誘いに繋がったのです。
但し、秘密厳守でお願いします」
と言われ

私「はい、くれぐれも
よろしくお願いします」と
言って入会金を支払い
会員登録をした次第です。

「秘密厳守」

これを守らなければ私は
この世に存在できないでしょう。

連絡事項はすべてメールです。

登録完了のメールと共に
ショーへの招待を受けました。
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