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変心
第2章 開放
夫との本当のセックスを体験してから何もかもが変わった気がする。

街を歩いている時の男のイヤらしい視線に全く嫌悪を感じなくなっていた。

今までは小さめのブラで胸を締め付けゆったりとした服装で男の視線を避けていたというのに、今は見られている事が嬉しくて仕方がない。

ブラも服も適正なサイズにした。

それだけで胸が一回り大きく見え男の視線を集める。

今の私にはその視線は愛撫と同じようなものだった。

この人はどうやって胸を触ってくれるんだろう?

あの人は私のお尻を見ているし・・・

視線をくれる男たちとのプレイを想像して妄想に浸る。

興奮して乳首もクリトリスも肥大しているのが自分でもわかっていた。

ショーツから染み出た愛液はストッキングまで達しているかもしれない。

その興奮状態のまま夕飯の準備のためスーパーマーケットに向かう。

そこですれ違い様に私を見た同性は男性とは違い軽蔑の視線が多かった。

買い物を終え帰宅して鏡を見る。

そして軽蔑の目の意味を理解した。

薄手のブルーのブラウスが汗でうっすら透けて、白のブラと深い谷間が見てとれた。

顔も上気して男のキスを待っているような発情した女の表情をしている。

ちょっと前だったら一番嫌いなタイプの同性だ。

しかし今は鏡の中の自分の発情した顔でさえ興奮の材料になってしまう。

「あなた早く帰ってきて。したいの」

中指に唾液をまぶしてクリトリスを撫でる。

鏡に映るオナニーをしている女は淫乱なメスにしか見えない。

そのメスは夫が帰宅するまで自らを愛撫していた。
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