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Sex Kaleidoscope~愛の万華鏡~
第1章 『果てしない愛という欲望へ』

それをなぞる様に、キスを解いて舌を這わせる。
頂の小さな果実を甘噛みすれば、君の中がさらに渦を巻く。
指だけじゃなく、俺のすべてを君の中に注ぎ込みたい。
原始的な欲望に己の昂ぶりの限界を自覚した時、君の手が俺の熱を包み込んだ。
先からこぼれる滴を白い指に絡ませて、君が微笑む。
無邪気なほどに妖艶に。
言葉など、出しっぱなしのシャワーほどに意味がない。
俺が願えば君に届く。
「…うしろ、向いて」
透明な蜜を絡ませた指を君の中から抜いて、俺は囁いた。
滑らかな君の背中を滑り落ちる滴が、光を反射させてダイヤに煌めく。
まぶしさに一瞬白む視界。
確かなのは、絶頂に向かう俺と君の情熱だけ。
ほどよくくびれた腰を掴んで、双丘の奥の深紅の花へと俺の愛を定めた。
「奏…はや…く…」
水音の隙間から、君が俺の名を呼んで、腰を揺らした。
ただそれだけで、体より半瞬先に魂がスパークする。
熱に導かれ、果てしない欲望という愛に俺はダイブした。
★*゚* END *゚*★

