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電動人形
第30章 残されたもの
割りばしを外し、おもむろに口づけする男。

人形は解放された喜びからか、それに応え身を寄り添わせていた。

チュッ…クチュリ…

深い口づけに暫し見とれていたギャラリー達は、我に還ったように、人形に手を伸ばす。

ボクも負けじと手を伸ばし、人形の割れ目から秘豆を探る。

プクッとした存在に触れ、2本の指でそれを挟み、コリコリと擦る。

上のほうでは、乳首を引っ掻く者、摘まむ者と瞬く間に人形に群がった。

唇を奪う男が離れ、袋から玩具を取り出す。

それを群がる手に渡していった。

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