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電動人形
第32章 一番手
『俺達、もうすぐ降りなきゃならないんです。ヤラセてもらえませんか?』
二人は若く学生らしいラフな格好だった。
何故か人形など無視して、40代の男に御伺いをたてる。
男はそれに気を良くしたのか、
「いいよ。」
と二つ返事で人形の背を男たちに向ける。
『いいんですか?ありがとうございます。』
言いながらジーパンのジッパーを下げ、先走りに光るモノを取り出した。
「若いな。すぐ持ってかれるよ。」
男がニヤニヤ笑う。
一番を譲るはずがないと思っていたのに意外だった。
二人は若く学生らしいラフな格好だった。
何故か人形など無視して、40代の男に御伺いをたてる。
男はそれに気を良くしたのか、
「いいよ。」
と二つ返事で人形の背を男たちに向ける。
『いいんですか?ありがとうございます。』
言いながらジーパンのジッパーを下げ、先走りに光るモノを取り出した。
「若いな。すぐ持ってかれるよ。」
男がニヤニヤ笑う。
一番を譲るはずがないと思っていたのに意外だった。