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君のKISSに夢☆CHU
第13章 KISSの嵐
「そんなとこにいないで、こっちでこれでも飲んでろ。」
「うん…。」
写真について特に何もふれない輝愛。
私も答えが怖くて、自分からは聞けずにいた。
それに、何だか聞いてはいけないような気がして…。
輝愛が持ってきてくれた麦茶を飲んで、気持ちを落ち着かせる。
いつか輝愛が話してくれる時がきたら、その時に聞けばいい。
今私は、輝愛の彼女でも何でもないんだから、彼の過去に触れる事はタブーだから。
隣りに座っている輝愛が、私の髪を優しく撫でて、私を見つめる。
「俺といる時に、そんな浮かない顔するなよ。」
そう言った次の瞬間、私の体が輝愛の腕の中に包まれた。