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君のKISSに夢☆CHU
第13章 KISSの嵐
「何が気に入らない?ちゃんと言わなきゃ分からないだろ。」
少し怒ったような表情をする輝愛に何だか私も、苛立ちを感じる。
「だって…!私は輝愛の恋人じゃないから…!」
「……?」
私を見つめる輝愛の瞳が揺れている。
そんな瞳で見つめないで…。
「私は輝愛の恋人じゃないから…貴方の女性関係に口出しなんて…できないから…。」
ポツリポツリと出た言葉が、いつの間にか滝のように溢れ出す。
「干渉なんてしたら…この関係すらも…なくなっちゃうでしょ?だったら…言えるわけがないじゃない…。」
「桜音…。わかった。もうそれ以上は、言わなくていいから…。」
私のそれからの言葉を遮るように、輝愛が強く体を引っ張って、私を腕の中に包み込んだ。