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君のKISSに夢☆CHU
第13章 KISSの嵐
輝愛に抱き上げられた私。
そのまま、寝室に連れて行かれて、布団の上に下ろされた。
「やだっ…帰る。今日は抱かれたくない…。」
必死に抵抗して起き上がろうとした私の両腕が、布団の上に押さえつけられて、私の体の上に輝愛が、覆い被さってきた。
「帰さないって言ってるだろ。」
真上から私をジッと見つめる輝愛の瞳は、すでにオスの瞳に変わっている。
その瞳に捕らえられるように、私の体から力が抜けていく。
「話せる時が来たら話す。だから、お前はこれからも俺の事考えてればいい。」
この人は、いつもそうだ。
こうやって、自分の気持ちは伝えずに、私の心だけ奪っていく。
そう私だけが輝愛に夢中になってる。