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君のKISSに夢☆CHU
第15章 来騎の嫉妬
笑い終えると輝愛が真面目な顔に戻る。
「俺で嫉妬するくらいなんだから、絶対に来騎はヤバイだろうな。知られないようにしろよ。」
「うん…。まだ知られてないから、大丈夫だと思うけど…。」
今度は真面目な顔で二人向き合って頷いた。
その様子を来騎が向こうの席からチラチラと見ていた。
そんな来騎と瞳と瞳が合ったから、手を振ってみると、満面の笑顔で来騎が私に手を振り返した。
ふと、来騎が接待しているテーブルの女の子が、私を不思議そうに見つめてきた。
何かを思い出すようなそんな感じで見ている。
………?
私の知り合い?
会った事あったかな?
向こうもずっと、誰だったかな?といった感じで見てるのだけど…。
「何だ?知り合いなのか?」
「うーん。私は会った記憶ないけど、向こうは何か知ってるっぽい感じだよね?」
「そうだな。そんな感じはするけどな。」
輝愛と一緒にその女の子を見ていると、女の子が急に、あっ!と何か思い出したように声をあげた。