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第3章 再会トラップ

「……はは、そんな怖い顔するなよ」



再び披露された極上の笑顔で、私のハートは完璧に粉砕された。



── これは、罠だ。

お兄ちゃんが仕掛けたとんでもないトラップ。

偶然でもなければ、運命でも宿命でもない。




「久しぶり、胡桃」

「………っ」

「元気だったか？」




眩し過ぎるその笑顔は、私の世界を輝かせる。



初めて恋に落ちて、初めて私の彼氏になった人は


７年という空白の歳月を経て


余りにも突然、私の目の前に現れた ──