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starlight kiss
第12章 魅惑の熱の中で
「姫、目さました?」
「ん…」

ゆっくりと姫紗はベッドの上で体を起こすと秋人はふっと手を出した。

「撮りは…」
「終わったよ。」
「そか…」

俯いたと思うとポタリと涙が落ちる。そんな姫紗の頬を包み指で拭う秋人。

「どうしたの。ん?」
「…ヒック…ッ…エック…」
「泣くなって。な?どうした…」
「迷惑ばっかりかけて…マネージャーなのに…私…ヒック……ッ」

そっと抱き寄せて秋人は背中をポンポンと撫でた。

「大丈夫。まだ炎天下での撮影だし…体が馴れてなかっただろうし。」
「でも…」
「姫?皆怒ってねぇよ。夕飯の時でも謝れたらいいし。」
「……ッ」
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