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starlight kiss
第18章 嘘つきな唇と心愛のキス
その日の夜秋人は合い鍵で姫紗の部屋に入っていた。

「姫紗?」

しかし部屋に姿があるわけもなく望みは消えた。そんな時だ。秋人は気付いた。

「何で?…どう言うことだよ…」

そう。コンセントという線はもちろん冷蔵庫の中など全てが空になっていた。そしてただ1つ…見慣れた字で書かれた封筒がテーブルの上にあった。

  【秋人へ】  

そう書かれた封筒を恐る恐るに開けた。中には便せん数枚が入っていた。一旦はそれを封筒にしまい直し車に戻る秋人。

「あんな長い便せん…俺読めねぇよ…」

頭の中にはいろいろな言葉がうごめいている。泣きそうな気持ちを抑えながらそれを出した。
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