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第11章 K高祭

私は附属の高校に進学し、相変わらず玲奈ちゃんと未玖ちゃんと仲良くしてる。先生にも3人組で覚えられてるくらい一緒にいることが多かった。

私以外の2人には彼氏もいて、私にも彼氏が出来たらトリプルデートしようって誘われてるけど、多分無理だ…晃兄が1人浮いちゃうのは目に見えてる。

そして、高校1年の秋、玲奈ちゃんたっての希望で私たちはK大附属の学祭にやってきた。
お目当てはもちろん糟谷くん。
そう、玲奈ちゃんの糟谷くんフィーバーはまだ終わってなかった。
ま、小学校の頃から晃兄ひとすじの私が言うことでもないけど。

「バスケ部では特に出し物とかしないみたいだから…2年のD組…えっと、カフェみたい！行ってもいい？」

「そのつもりで来たんでしょ。」

未玖ちゃんが冷静に突っ込んだ。