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第3章 母 朋会

クッキーを全部仏間のテーブルに移して、キッチンの窓を開け、換気扇を回して甘い匂いが少し治ったら、カレーを仕上げて夕飯。

パパが帰って来たら、お皿に買ってきた可愛いペーパーを敷いて、クッキーを盛り、リビングに持って行った。

「パパ、もうすぐ父の日だからね、ママとクッキー焼いたのよ」

「これ、美桜が作ったのか？」

「美桜頑張ったのよ〜。はい、コーヒー淹れたからどうぞ」

パパはビックリした顔をして、でもすごく嬉しそうにくしゃって笑顔になって、私をぎゅーっと抱きしめてきた。

「ありがとう、美桜‼︎ パパ明日も仕事頑張れる‼︎」

本当は晃兄のついでだけど。

ゴメンね、パパ。