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第6章 成長

2年が経ち、美桜は12歳、小学6年生になった。

そして先般、初潮を迎えた。

5年生の冬、女子だけが集められて初潮、及び生理についての講習を受けた。早い子はその講習に先駆けて迎えているコもいたし、皆その講習に続けとばかりに先を越していく。

周りのみんなが先に成長してしまって、独り取り残される、という危惧と、毎月あるなんて面倒だな、こなければいいのにな、という思いが交錯する。

そして実際迎えてしまうと…それはとても厄介だった。

まず身体が重怠い。
お腹が痛いし、腰も痛い。薬を飲んで痛みを抑えるととても、眠い。

服が汚れないか気を使うし、気にして色の薄いボトムスは気後れする。
毎月1週間も、そんな日が来る。

男のコにはないんだよね…なんか、凄く不公平じゃない？

赤ちゃん産むにしたって、産む時は我慢出来ないくらい痛いというし。