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第6章 成長

今まで気にも留めなかった大人の下着屋さんも、前を通るたびに横目でチラチラとチェックするようになった。可愛いのもあれば、ビックリするようなのもある。

晃一の好みのデザインとかあるのかな。
初めてその時が来た時は可愛いのを着けていたい、なんてませたことも考えた。

でも、生理に関しては本当に嫌だった。
身長や体重や、胸の大きさは徐々に成長していくもので、変化は目に見えにくい。
でも生理は違った。
ある日突然やってくる。
ママも先生も、大人になった印だ、と言った。
大人の女性として、身体が子供を産む準備を始めているのだ、と。

早く大人にはなりたい。
晃一に見合う、オンナになりたい。

でも。

中身が全く変わっていないのに、身体だけが一足飛びに大人になっていくようで、それは少し怖かった…