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後輩くんの挑戦状 ~僕に惚れてもらいます~
第8章 淫らなアフターワーク

出口の扉から遠ざかり、作業用のテーブルも素通りして、さらに奥の仮眠室へと入っていった。

そこに置かれた簡易なベッドに私を寝かせ

申し訳程度に、乱れた服を直していく…。


「──…お疲れさまでした、先輩」


私はずっと目を閉じたままだった。

でも辛うじて、彼の声は耳に届いている。


「あの敷地模型は僕が完成させておくので安心してくださいね。……では、おやすみなさい」


最悪の気分だった。

なのに…事務所に戻った葉川くんが後ろ手に仮眠室のドアを閉めた途端、パタンというその音はまるで魔法のように、私の意識を安眠の世界へと吸い込んだ。

脱力した身体にだるさはない。むしろ少し軽くなった気がする。


きっと、明日の目覚めもいいものになるのだろう。


葉川くんと初めて肌を重ねた夜──

翌朝の目覚めが、今までに得ることのなかった心地よさを含んでいたように。













───…





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