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後輩くんの挑戦状 ~僕に惚れてもらいます~
第10章 それだけの関係


「それぞれ床の下は収納スペースとして無駄なく活用できます」

「便利ですね~」

「さらに窓の配置を工夫することで、下から上へ風が吹き抜ける仕掛けを作りました」

「風が…?」

「もちろん都心でよくある高気密性住宅に比べると、冷暖房のききめが悪いというデメリットがありますが…──」


この設計のメリットもデメリットも、本人がよく理解しているからこそ説明がしっかりしている。


“ 本当に……よく、理解してる…… ”


初めから、葉川くんはこうだった。


私が話す前から、どうしてか私の設計意図を汲み取って…的確な言葉にして口に出す。

こちらが話していないことまで理解している。

SAコンペの敷地を二人で見に行ったあの日も、私はそれが嬉しかったから素直に彼に笑顔を見せた。

段差の高さ、窓の向き……

誰も気にかけない細かな部分におそろしく時間をかけてこだわった作品だからこそ、それを評価させた時の喜びは大きい。



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