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後輩くんの挑戦状 ~僕に惚れてもらいます~
第13章 僕は玩具
忘却のための道具に彼を選んだんだ。
それは葉川くんが " 都合のいい " 存在だったから。彼なら後腐れなく…一晩 私を狂わせてくれると知っていたから。
──つまりは、誰でもよかった。
「…いつもクールな先輩に…っ…そんなふうに本気で嫌がられると…──ますます、実行したくなりますけど?」
「…ハァハァっ‥‥ダメ…‥」
「──…ク、ええ…。今はやめておきますね」
誰でもよかった……はず、だったのに。
それは間違いだったことを今、私は思い知らされていた。
「だからその代わりに……僕を、名前で呼んでください」
「ハァ…っ‥アっアっ‥ぁぁ…─ッ‥‥な、まえ」
「僕の下の名前──…瞬( シュン )、ですよ」
彼の舌がクリトリスから離れて代わりに指が添えられる。
中指と薬指で膣の中を、親指の腹で外の突起を摩擦しながら……彼は私の上に被さってきた。
枕を握りしめていた手を掴まれて布団の上に押さえ付けられる。
横を向いて目を開けない私の耳に、濡れた唇を落としてきた。