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後輩くんの挑戦状 ~僕に惚れてもらいます~
第14章 消去と諦め
──…
ホテルの小さな窓の外。
夏至が近付く季節とはいえ、この時間はまだ暗い。
いつもの習慣でもとから睡眠時間の短い私としては…それでも長く眠ったほうだ。
私は布団をずらさないようにして隣の彼が眠っている隙にベッドから降りた。
“ 汗がすごいわね… ”
乱れた髪がベタベタして気持ち悪い。
身体はそこまで気にならないのは、彼が寝る前に拭いてくれたということだろうか。
昨夜の記憶が曖昧な私は、額に手を添えながらバスルームに向かった。