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後輩くんの挑戦状 ~僕に惚れてもらいます~
第18章 独占欲
「…アっ‥…だ、‥‥だめ、葉川く…っ」
「……」
「…早くきて…‥! …ハァ…っ‥‥はや く」
「…先輩…ッ…」
私がそんな言葉を絞り出すのも仕方のないことで。
早く
急がないと私の心がもたない気がした。
甘美な焦らしに全身の皮膚が反応する。
まるで糸がほどける直前の絶妙な均衡に晒されていて、あと少し…僅かな振動でスルリと抜けて完全にほどけてしまうような。
ラブホテルで一晩中イカされ続けた、あの夜の獣じみた渇望とは全く異なる感覚で
今の私は彼に抱かれることを願っている。
「…挿れて──‥‥、私に‥!」
ホテルで私たちは一度も繋がらなかった
「…は‥がわくん、お願い……っ」
「でもまだ先輩が…──」
「欲しいの…!」
「……!!」
今は早く繋がりたい。
ほぐされた心がそう叫ぶ。
私に説得された葉川くんは、脚の付け根から顔を離した。