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後輩くんの挑戦状 ~僕に惚れてもらいます~
第18章 独占欲
見つからなかったのか。
それとも…何か不満でもあるのだろうか。
女のくせに私が家にゴムを置いていたから引いているとか?
「…ハァ、ッ…─あったの?」
「ええ、ありましたよ」
「怒ってる…?」
「…正直に言うと若干( ジャッカン )の腹立たしさはあります」
彼の声に少しの苛立ちが含まれているのを感じる。
素直な返答をした葉川くんはゴムを持ってソファーまで戻ってきた。
すでに上裸の彼が留め金を外してベルトを抜き、私の目の前でズボンが落ちる。
露な黒のボクサーパンツの中央が張りつめていて、私の目頭を熱くさせた。
葉川くんは袋を破る前のそれを私に見せながら問い掛ける。
「これは誰のために用意した物ですか。昔の男の残り物…かな」
質問の意図がわからなかった。
だから反応が鈍くなる。そんな私が答えるのを待たずに、下も脱ぎ捨てた彼は装着をすませて私の上に被さった。