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朽ちぬ華
第7章 言葉の亡骸

 ああ、今日も一筋の滴が

 あの倉庫から流れ落ちたそうだ

 少年はぼやく

 長いローブを引き寄せ

 怪訝そうに眉をしかめて

 力が抜けた四肢は朽ち堕ち

 眼孔はぽっかりと空いたまま

 伸ばした手の先に揺れる

 言の葉は彼しか見えなくて

 見えなくて

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