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ロッカールーム
第1章 1日目 ♂
彼女いない歴=年齢の僕。
この春、社会人になったばかり。
研修、歓迎会の嵐が過ぎ、今日は初めての同期会だった。
人と話すのは得意ではない。合コンのような盛り上がりに気後れしてばかりだった。
そんな僕を気遣ってか、総務に配属された皆から人気の女性が、声をかけてくれた。
やっかみからか男性陣からの野次。
そして冒頭の事実を皆にからかわれた。
「まずは童貞卒業しろよ。
文字どおり一皮剥けるゼ。」
1つ裏通りの妖しい路地でドンと背中を突かれて置いていかれた。
だから出たくなかったんだよなぁ…
振り返えると、皆がまだ立ち止まり、
どついた男が、『捨ててこいよ。』と、何処かに入るようゼスチャーする。
妖しいネオンがギラギラする風俗通りだった。
客引きに声をかけられそうになり、僕は慌てて雑居ビルに駆け込みエレベーターに乗った。
この春、社会人になったばかり。
研修、歓迎会の嵐が過ぎ、今日は初めての同期会だった。
人と話すのは得意ではない。合コンのような盛り上がりに気後れしてばかりだった。
そんな僕を気遣ってか、総務に配属された皆から人気の女性が、声をかけてくれた。
やっかみからか男性陣からの野次。
そして冒頭の事実を皆にからかわれた。
「まずは童貞卒業しろよ。
文字どおり一皮剥けるゼ。」
1つ裏通りの妖しい路地でドンと背中を突かれて置いていかれた。
だから出たくなかったんだよなぁ…
振り返えると、皆がまだ立ち止まり、
どついた男が、『捨ててこいよ。』と、何処かに入るようゼスチャーする。
妖しいネオンがギラギラする風俗通りだった。
客引きに声をかけられそうになり、僕は慌てて雑居ビルに駆け込みエレベーターに乗った。