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ロッカールーム
第4章 4日目 ♂
終了を知らせるアナウンスが輪唱のように鳴る。


ジャラジャラ…

玉簾が開いて男が入ってきたが、僕はスクリーンに夢中で、それどころではなかった。

昨日と同じ椅子に女がいる。逆さまに丸められて縛られていた。

座面に曲げた頭を置き、胴体は背もたれに括られている。

足を窮屈に曲げ、ひじ掛けに膝下を、腕を置くように置いて縛られていた。

折れ曲がり、重量に逆らえない乳房が、歪に張り出して、女の顎に届きそうだ。

女は一番大事な場所を天井に向けて晒しているのだ。

男は、相変わらず首から下しか写ってないが、椅子の周りをゆっくりと歩き、女を蔑むように眺め下ろしている。
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