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第6章 　パンツの行方　ー 窃盗事件 ー

イケメン医師の、意外な変態っぷりを聞き、苦笑いの春香
智士が犯人の可能性もあるかと、思い始める。

恵巳の話は続く...
Aさんと福嶋先生が関係を持ったのは、その1度きりだった
その後Aさんは、内科の先生と真剣交際を始め、今も続いている
ただ、あっちの方に関しては、福嶋先生の後なだけに満足してないようだ
Aさんは毎夜、一人で自分を慰める日々が続いているとのこと
巨根のテクニシャンとは、関係を持たない方が身の為よと、しみじみ言ってるらしい。

恵巳の話しは、下着泥棒に戻る
「でも、大穴で福嶋教授って事もありかな」
「それはないでしょっ！」
「でも、ああいう真面目人間がよく事件を起こすじゃないっ」
「確かに、そういうニュースをよく見るけどさ...」
「だって、福嶋先生の親ですよ。DNAが一緒なんですから」
「だからって...」
「春香さんから見て、博己叔父さんと将太君って、似てるでしょ？」
「そりゃー親子だから。でも、そういう性癖までは...」
春香の脳裏に、ある事が浮かび、言葉が止まった。
...
それは、夫の性癖の一つである、使用済み下着の匂いを嗅いで興奮すること
そして、将太も使用済み下着の匂いを嗅いで、自慰行為をしていこと
”確かに、しょう君も私の下着で、オナニーしてたけど...”
春香は、夫が出張でいない時に、将太の自慰行為を目撃した。
その時の将太のズリネタが、あろう事か、春香の使用済み下着
将太は、春香の使用済み下着を、1枚1枚広げてスマホで撮影していた
そして、クロッチ部の匂いを嗅ぎながら果てた。
...
春香は思う
”やっぱ、それもDNAってこと？”
変態の子は変態！？
でも、男は全員、女の下着に興味があるんじゃない？
どこから、変態になるわけ？
そもそも、変態の定義は？
...
変態とは何かを、真剣に考える春香であった。