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女子高生 姉と弟
第11章 シーン11
「ただいま。」

 和也が帰って来た。今日は遅いって言っていたのに。

「今、出て行ったの雄一さん?」

 やだ、雄一が帰っていくのを見られた。

「そう。」

「遊びに来てたんだ。」

「あんたに関係ない。」

 一瞬、和也の顔がこわばったように感じた。

「そうだけどさ…」

 これ以上この話題が続くのが嫌で、会話を続けずに私はスカートを翻して二階に上がり自分の部屋に戻った。

 鏡台の前に座り鏡の中の私を見る。

 すっぴんの私。なんだか悲しい顔をしている。

 前なら部屋に雄一が遊びに来ても全然平気だったし和也だって挨拶してたのに、今ならなんか二人が顔あわせたらぎくしゃくしそうだ。

 いやそうじゃない。私が二人が会うことを嫌だと思っている。

 それは二人が私のなかで特別な存在になったから。

 決して二人のせいではない。それは分かっている。

 悪いのは全部私だ。
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