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第1章 シーン1

　再び手が下着の中に侵入していく。

　薄いナイロンに包まれたそこはぬかるみのように既にどろどろの状態で快楽の刺激を待っていた。

　ラビアに覆われたスリットは侵入した指の刺激で快感のボルテージをさらに上げる。

　そのラビアを広げるようにしてその下部の秘芯に触れる。

　まだ男を受け入れたことのない生殖孔。

　そこを指でなぞるとずきっとするほどの快感が生まれる。

　開通されたことのない秘孔に男根が差し込まれてきたときのことを妄想して、次第に昂ぶりを強めていく。

　そっと指の腹で押すようにしてから中指の先端をおもむろに入れてみる。

　快感のあり場所はいまいちはっきりしない。でも間違いなく指の抜き差しが快感をさらに倍加する。

　右手はマウスを操作すると先ほどのページにまた戻って、今度は在籍するコンパニオンのページを見た。

　こんな奇麗な人が？と思うような人が緊縛され、喘いでいる写真がある。

　アナルでのプレイがＯＫとなっていて、暗にセックスも含めて全ての欲求が満たされるような書き方をしていた。